東京デザインウイークでの火事について。犠牲が出るまで誰も気がつかなかったのか?
もはや詳細を書く必要もない事故。
あまりこのブログではメジャーな話題は取り扱わないつもりだったんだけど、これは色々思ってしまったので書き残す。
散々ニュースになっていたので概要は知っていたと思われるけど、子どもに火事になる前の建築物を見せてどう思うか?聞いてみた。
<小五>
四角いので角がとがっていないか気になる。ちゃんとけずったりしていたのかな?
なるほど。おがくずと電球という組み合わせについてどうしても目が行っていたけど
それ以外も危なさを感じたと言うことだった。
こういった遊べる展示物は体験型アートというらしいが、体験と言うことは様々なリスクがつきまとう。
現在の公園をみてほしい。
危ないってことでバンバン昔からの遊具が取り壊されて、つまんない遊具に変わっていっている。
それは本来遊具側の問題というより、遊び手の問題なのでは?って思う部分が多かった。
でも、今回の展示物は常設ではなく撤去される前提のものだった。
常設のものより色々甘かったんじゃないか?というのは考えられる。
私はこの東京デザインウイークに行ったことがないので、どんな感じかわからないのだけど、他の遊べるアートもたくさんあったはず。
このおがくずジャングルジムがスルーされていたようなイベントなら、他のものも危ないものがあったんじゃないかと勘ぐってしまう。
おがくずジャングルジム
おがくずと木、電球を見たときみんな危ないなって思ったと思う。
私はよくあるテレビのサバイバル企画を思い出してしまった。
「火おこし」
火は大事だからまず最初にやるあれ。
摩擦熱と引火させる燃えやすいものがあると、火がぶわーっとおこる。
すごいな、火っていうのはこうやって簡単に(簡単ではないかもしれないが)起こるものなのかと感心する。
組み合わせがまんまあれだと思った。
木枠(種火を引火させて大きい炎を作る)
おがくず(種火を燃やすもの)
電球(種火)
電球がLEDだったとか白熱電球だったとか色々情報が飛び交っているけど、そもそも電球どーのの前に電気が通っているわけだから何が起こっても不思議じゃなかったのでは?あの状態じゃ電球もブラブラするから安定してないんだし。
私はあの展示物を見たとき、活きのいいお子様ならあんな裸電球けやぶるか頭突きでこわすかもしれない。と思った。
そうしたら火花が散ったりして引火しないんだろうか?と考える。
活きのいいお子様ならジャングルジム上で走り回って摩擦熱がうまれて引火するかもしれない。髪の毛の静電気とかは?セーターとかは?
マナーの悪いカスがくわえたばこで近寄るかも知れない。
それくらいのことは想像できたんだけど、作った人たちはかけらも想像できなかったんだろうか?不思議でしかたない。
また、このイベントがウイークと言っているように1週間くらいあったようで、その最終日前日での事故だったという。
それまでは何もなかったわけだけど、得意のTwitter炎上しなかったのも不思議。
このアートやばくね?絶対燃えるよ。って、写真をアップして拡散炎上しててもおかしくないようなものだと思う。
でも実際はなかったんだよね。
10万人入っていても、なかった。
最近のなんでも隙をみつけて炎上、中止に追い込む文化?は大嫌いだけどこればかりはそうなってほしかった。
たらればを言ってもしかたのないことだけど。
子どもに感受性豊かになってほしいな、と願いを込めて来場したであろうご家族の気持ちを思うと言葉も見つからない。
これは運の悪い事故とは違うと思う。
人災だと思う。複数人犠牲者がでていてもおかしくなかった。
しっかり調べて欲しい。