ピルって避妊薬だと思ってる?ピル服用中の私がメリットを教えます
日本人のピル服用率は1%。フランスでは41%。
newspicsに再び上がっていたのでとりあげてみた。
男性の方も女性の方もまず元記事を読んでもらいたい。
医療従事者の女性がピルを机の上に置いていたら「そんなものを見えるところに置いておくな!」とおじさん上司に怒られたなんて話も読んだことがある。
言い分はコンドームを置いておくようなもの。はしたない!と言うわけだ。
医師ですらこんな認識なんだから、普通の男性なら・・・
このnewspicsの男性コメントも「避妊薬だとしか思っていませんでした!」という人が多数で恥ずかしい。
でも日本なら仕方ない。男女格差111位だからね!
というわけで、1%なら使用している感想とかメリットとかも世に知らしめていく必要があるだろうと思って現在ピルを使用している人間としてメリットをお伝えする。
メリット
ピルはホルモンの薬
一定量を毎日あたえることによって女性の体に起こる変化をきっちり管理できるというメリットがある。
つまりホルモン関係で起こる様々な女性特有の不調が完全に管理下におかれすっかりなくなる。
男性の方はわからないと思うが、女性には生理にまつわるあれこれが月に一度ある。
生理(血が出る、貧血になる、痛い)→生理後→生理前(食欲がコントロールできない、うつうつとした気分になる、イライラする)
このサイクルを閉経まで繰り返すのだ。
男性は生理になると女性がいらいらする、と思っているようだが実際は始まる前であることが多い。ここ重要。
・生理が軽くなる
私の場合血が出すぎて出過ぎてマックスの時は夜用のナプキンを使ってもすぐにダメになるくらいの量だったが、ピルを服用したらウソのように軽くなった。
生理痛、生理前症候群(PSM)とも無縁、血は少なくなると、超絶快適。
・つまり生理不順とはおさらば
・避妊の確立は99%以上
排卵を起こさないのだからするわけがない。実質失敗というのは飲み忘れのみ、ということになる。
デメリット
・副作用のある人もいる
ピルが合わないと副作用で頭痛やむくみや倦怠感などに苦しむ人も居る。
が、ピルは種類があるので薬を変えると軽減されることも多い。
また、血栓症のリスクがあるので定期的な血液検査をする必要がある。
・お金が月2000~3000円ほどかかる
・薬は毎日決まった時間に飲まないといけない(いけないってこともないが低用量ピルは気をつけた方が良いらしい)
・医者にかからないと薬が買えない
まとめ
ホルモンを取り入れることからなのか、おっぱいがでかくなったとか、肌がきれいになった、とか聞いたこともある。
子宮にまつわる病気(筋腫)なども事前に服用していることでよくなったり、防げたりする場合もある。
全然知られていないことだけど、10代の若い子でも生理がひどすぎたり、生理の時おなかがものすごく痛い、生理中は何もできない、などと悩んでいる人もいる。
ピルでコントロールするといういうことを知っていれば・・・と思う。
でも現状ピル=避妊薬 で、若い子が婦人科?ふしだら!みたいに思われる日本社会じゃなかなか婦人科に行こうという子も少ないだろう。
と、私にはほんとうにメリットしか感じないのに1%しか飲んでいる人がいないとは驚愕。
女性はいつ妊娠してやめちゃうかわからないから使えない、という古い体質の会社もピルでコントロールしている女性なら文句言えないと思うがどうか?
男も女もラクになるピルはよいものだと私は思うけどな・・・
ピルは避妊薬だけではないことを男女ともに知ってもらえるといいと思う。
悩んでいる人はいちど婦人科に行ってみて欲しい。
おまけ:産婦人科の医者にきいたことがある話
ピルは避妊薬!って日本人のほとんどが思っているけど避妊薬として処方はできないという。
だから病名をわざわざつけるんだそうだ。なんかばからしいよね・・・